AWS CLIの構文
AWS CLIの構文は下記の形です。
aws <service> <operation> [<parameters>] [--options]
コマンドの各パーツの解説
構文のパーツを見ていきましょう。
aws
: AWS CLIのコマンドを実行するためのキーワードです。AWS CLIコマンドはaws
キーワードから始まります。<service>
: 操作を実行する対象のAWSサービス名を指定します。例えば、AWSの略称(例:ec2、s3、dynamodbなど)を使います。<operation>
: 実行する操作を指定します。AWSサービスが提供する操作(例:create、delete、describe、listなど)に対応するキーワードを指定します。[<parameters>]
: 必要に応じて、操作に対する追加のパラメータを指定します。パラメータはAWSサービスと操作によって異なります。例えば、EC2インスタンスを作成する場合、インスタンスタイプやセキュリティグループなどのパラメータを指定します。[--options]
: 必要に応じて、AWS CLIコマンドのオプションを指定します。オプションはコマンドの振る舞いをカスタマイズするために使用します。例えば、出力形式の指定やAWS認証情報のプロファイル選択などがオプションです。
イメージ
おもちゃ箱(AWS)におもちゃ(EC2とかS3とか)を入れます。その際、次遊ぶ時に取り出しやすくするために名前がもらえたり、自分で名前をつけておいたりできます。おもちゃを新しく作る時も、見つける時も、遊ぶ時も、捨てる時も基本名前で見分けられます。
EC2のコマンドで表現してみると
EC2インスタンスを新しく作るコマンド(AMI ID指定で新規作成)
aws ec2 run-instances --image-id <Image_ID> --instance-type <Instance_Type> --key-name <Key_Pair_Name> --security-group-ids <Security_Group_ID> --subnet-id <Subnet_ID>
コマンドのパーツを一つ一つ見ていきましょう。
パーツ | 意味のイメージ |
---|---|
aws | AWSっていう箱に |
ec2 | コンピュータを |
run-instances | 新しく作る |
--image-id | こういう機能がほしい |
--instance-type | 大きさはこれくらい |
--key-name | ログインする時はこの鍵で入ります |
--security-group-ids | この玄関から入ります |
--subnet-id | コンピュータの住所はここね |
EC2インスタンスを見つけるコマンド(情報取得)
aws ec2 describe-instances --instance-ids <Instance_ID>
パーツ | 意味のイメージ |
---|---|
aws | AWSっていう箱に入っている |
ec2 | コンピュータを |
describe-instances | 探したい |
--instance-ids | この名前のコンピュータなかったっけ |
EC2インスタンスで遊ぶ時のコマンド(実行(起動)コマンド(停止しているインスタンスを実行する場合))
aws ec2 start-instances --instance-ids <Instance_ID>
パーツ | 意味のイメージ |
---|---|
aws | AWSっていう箱に入っている |
ec2 | コンピュータで |
start-instances | 遊びたい |
--instance-ids | この名前のコンピュータで遊びたい |
EC2インスタンスを捨てる時のコマンド(削除)
aws ec2 terminate-instances --instance-ids <Instance_ID>
パーツ | 意味のイメージ |
---|---|
aws | AWSっていう箱に入っている |
ec2 | コンピュータを |
terminate-instances | 捨てたい |
--instance-ids | この名前のコンピュータはもういらんわ |